はじめに
名古屋市緑区で防災設備の消防用設備等の設計・工事・整備・点検の業務を行っています。例えば消火設備の消火器や粉末消火設備、警報設備の自動火災報知設備の煙感知器など各感知器、避難設備の避難はしご、緩降機、誘導灯などあらゆる消防設備の業務を承っています。
平成16年の消防法改正により、住宅用火災警報器の設置が、新築住宅については平成18年6月から義務化され、既存住宅についても平成23年6月までに各市町村の条例に基づき全ての市町村において義務化され減少傾向にはありますが、以前、建物火災は車両火災や林野火災などより以前多い状況です。防災設備も年々、消防法の基準をさらに設け、設備機器の技術も向上していますが、建物の使用する用途の多様化が変わってきているなどの状況で、今後も防災設備について注視する必要がありと考えます。
当社では消防法などによる設備の設置・維持を基に業務に取組んでおります。
おおよそ1日あたり100件、14分に1件の火災が発生したことになります。
❐ 平成28年度 火災種別 ❐
種別 | 件数 | 構成比(%) | 前年同期比 | 増減率(%) |
建物火災 | 20,964 | 57.0% | ▼1,233 | -5.6% |
車両火災 | 4,041 | 11.0% | ▼147 | -3.5% |
林野火災 | 1,029 | 2.8% | ▼77 | -7.0% |
船舶火災 | 71 | 0.2% | ▼26 | -26.8% |
航空機火災 | 3 | 0.0% | ▼4 | -57.1% |
その他火災 | 10,665 | 29.0% | ▼851 | -7.4% |
総火災件数 | 36,773 | 100% | ▼2,338 | -6.0% |
消防庁「平成28年(1月~12月)における火災の概要(概数)」から一部抜粋